精神症状の影響を受けて、精神科患者は病気であることを否定し、興奮、衝動性、自殺や自傷行為、人や財産への危害、治療や看護への非協力といった行動をとることがよくあります。磁気制御式拘束ベルトを用いた保護拘束措置は、精神科臨床看護における重要な措置の一つです。治療、検査、ケアにおいて、患者の異常行動を抑制し、患者、周囲の安全、そして周囲の環境の安全を確保し、治療とケアの円滑な進行を確保します。
精神科では、次のような患者に対して拘束が使用されます。
1. 新規入院患者の場合、興奮、動揺、自傷、傷害、器物破壊の兆候が見られる者。
2.治療中に突然興奮したり、動揺したり、傷害を負ったり、器物を破壊する、玄関から逃走するなど。
3.重篤な自殺や自傷行為のある人。
4.大発作のある患者。
5.点滴に協力しないなど、治療を拒否する方。
6.その他、随時拘束を必要とする特別な事情。
7.逃亡の危険がある者